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May 2010

第60回 ドイツの容器包装リサイクル

 ドイツの2008年一人当たりの紙の消費量は247kgと、日本(241kg)を若干上回る紙消費国です。そのドイツでは日本も手本(「廃棄物処理法」1993年)にした容器包装リサイクルシステムが出来上がっています。今回はそのドイツのリサイクルの仕組みをご紹介しましょう。


 高度成長期のドイツはゴミ回収が地方自治体に丸投げされ、どこの都市でも大量のゴミの山とその処分場に苦慮してきました。この問題解決のためにドイツは「包装廃棄物の発生抑止に関する政令」(1991年)を制定し、法的拘束力を持つ包装容器の回収システムをつくりだしました。この政令については、製造者の回収責任を明示したことが決定的に重要でした。企業側でも、エコロジーを無視しては経済活動ができない時代になったことを認識するようになってきました。

 製造業者は包装容器を回収する義務を負いましたが、業者みずから回収業務を行うのではなく、それを代行するDSD社という会社を設立しました。

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