古紙四方山話 > 当社の内輪話

古紙四方山話

第30回 2008東京国際包装展

 去る10月7日から5日間東京ビッグサイトに於いて東京国際包装展(東京パック)が開催されました。当社は王子製紙グループ展示会場の一角に、段ボール古紙の梱包品を展示しました。
 「包む」というテーマの東京パックの中で多くの紙製品が展示されている中、紙の原料である古紙の展示は異質ではありましたが、「紙のリサイクル」という視点から、ブースを訪れていただいた多くの方々に古紙回収の仕組み、機密古紙の処理方法等、古紙にかかわるいろいろな質問にお答えしました。
2008東京国際包装展 王子製紙グループ 御礼のごあいさつ


東京パック展示01


東京パック展示02


東京パック展示03


東京パック展示04

第26回 船橋営業所

 既にお伝えしましたように、当社12番目の営業所をこの春開設いたしました。
 当社では久しぶりに新設したヤードになります。場所は船橋市の北端、小野田町です。といっても馴染みのない方も多いでしょう。北総線の南側、白井駅と小室駅の間に位置し、国道16号線に比較的近い場所に位置します。また、船橋市北部清掃工場がそばにあります。
 2010年4月、京成電鉄が北総線の延長により成田空港までの直通運転を計画しており、それを契機に今後この地域沿線の人口増がのぞめることから古紙回収の利便性を高めることができるものと考え、営業所開設の判断をしました。
 当面は、柏・千葉・京葉営業所と連携をとり各取引先の沿線地区の玉の融通を優先に数量の確保に努めています。
 現在は、当社はえぬきの今井一男所長他3名で運営しています。
 梱包機は川口紙工機械社製で、油圧ポンプ部分は地下に収納し、騒音を抑えました。


船橋営業所


 今後、徐々に皆様のご支持を得てこの地域になくてはならない古紙問屋を目指します。


どうかよろしくお願い申し上げます。

第23回 東部所沢営業所

 当社の営業所をご紹介するシリーズ、三鷹営業所に次いで2番目は「東部所沢営業所」です。場所はJR武蔵野線東所沢駅から北東へ車で2分、当社の三鷹、大阪についで3番目の営業所として1969年9月に開設しました。(開設当初は「所沢営業所」と称した。)

 現在、2960平米(897坪)の敷地内に、つい4ヶ月前に入れ替えた大型梱包機(200HP)を備え、従業員17名で運営しています。


営業所正門


営業所正門


 社内の先輩の記憶によると、「今でこそ住宅に囲まれてしまったが、開設当時のヤードは雑木林の中だった。武蔵野線もなく、不便な所だったよ。」

「その当時の古紙集荷は『毎度おなじみのちり紙交換です。』の最盛期で、営業所の一角にゃ『ちり紙交換基地』があって、仕入業者に場所を提供していた。夕方になると40-50台のトラック(トヨエース)が新聞・雑誌を中心に引取りから帰ってきて、それは賑やかだった。その古紙を当社が買って、製紙メーカーの工場に納めてたんだ。」

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第22回 「エコアクション21」(2)

先日、当社関係会社である王子浮間古紙センターは財団法人地球環境戦略機関から「エコアクション21」事業所としての認証・登録を獲得しました。


エコアクション21証明書


 認証・登録証によると、認証・登録日は2008年4月7日、有効期間は2年間となっており、『事業者は「エコアクション21環境経営システム・環境活動レポートガイドライン2004年版」(環境省)の要求事項に適合していることを証します』と記載されています。

  
第18回のブログで報告しましたが、今後は定期的に「環境活動レポート」を公表していきます。王子浮間古紙センターは、昨年、ヤードの再配置と設備の更新工事により環境に配慮した都会地型のヤードに生まれ変わりました。今後は実際の環境活動によって成果を挙げていくことになります。
今回は事務局から「適合」との評価をいただいた実施報告書を開示します。 
http://www.ea21.jp/list/pdf/0002392.pdf

第18回 エコアクション21

当社の関係会社である王子浮間古紙センター株式会社は「エコアクション21」事業者としての認証・登録を目指して、昨年7月から、環境方針および環境活動の計画策定並びに3ヶ月間の活動を行ってまいりましたが、この度、実施報告書を地域事務局東京中央に提出の結果、「適合」との判定をいただきました。


今後、正式に認証・登録がなされた暁には、「環境活動レポート」の公表が義務付けられており、準備が出来次第、認証・登録機関である財団法人地球環境戦略研究機関持続性センター(IGES-CfS)エコアクション21中央事務局のホームページとは別に当社のこのホームページでも公表していく予定です。


認証を受けるきっかけは古紙問屋を束ねる団体である全国製紙原料商工組合連合会が「古紙商品化適格事業所認証制度」を立ち上げるのに際して、問屋としての資格要件の一つとしてエコアクション21の認証・登録を求めたためでした。
私どもはそもそも「エコアクション21」って何だろうというところから勉強を始めました。それはどうやら国際認証であるISOの国内版らしい。環境方針・目標を定め、PDCA(Plan,Do,Check,Action)の輪を回していく手法はISOと一緒。ただし、当社のような中小企業でも取り組みやすい環境経営システムらしい。


先ほどのIGES-CfSの資料を見るとエコアクション21に取り組むことのメリットについて下記のように述べられいます。


・環境経営システム、環境への取組、環境報告の3要素がひとつに統合されたガイドラインであることから、環境への取組を総合的に進めることができ、また比較的容易、かつ効率的に取り組み事が出来る。
・エコアクション21に取り組むことにより、環境への取組の推進だけでなく、光熱水費などの経費の削減や生産性・歩留りの向上といった経営的な観点からの効果をあげることができる。
・環境活動レポートを作成し、外部に公表することにより、利害関係者(取引先や一般消費者等)に対しての信頼性が向上する。
・認証・登録することによって、大手企業や行政機関が環境への取組や環境経営を取引や入札の条件の一つとする「サプライチェーンのグリーン化」に対応することができる。


「比較的容易・・・」に取り組める、と書いてありますが、初めて取組む王子浮間古紙センターの従業員にとってこれまでの取組は正直大変でした。今後、なんとか頑張って継続し環境経営の実をあげたいと考えています。

第15回 王子斎藤紙業 三鷹営業所

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
さて、新年最初の話題は、当社営業所のお話です。
三鷹営業所は「王子斎藤紙業」発祥の地であります。
東八道路から少し入った「国立天文台」の近くで、植物園やそばなどで有名な「深大寺」が至近距離の三鷹市大沢に位置します。
東京オリンピックが行われた昭和39年(1964)に本社を兼ねた第1番目の営業所として開設されました。
当時の営業所周辺には民家も少なく、ポツンと古紙のヤードがあるという感じであったそうです。集荷方法も現在のような、行政回収や集団回収もありませんでした。
家庭から出る古紙はリヤカーなどで建場(集積所)に運びそれを三輪トラックで引き取る方法が主でした。
梱包機(古紙を圧縮梱包する機械)も油圧式のもので手で縄締めをする方式でした。本格的な段ボール・新聞雑誌などの梱包機が導入されたのは昭和50年頃でありました。
製紙メーカーへの古紙の搬入も当時の4-8トントラックが使われ、移動式のコンベアーを使って、縄ひもで縛った古紙をトラックの荷台に手で積み上げる方法でした。
まさしく人手のかかる仕事でありましたが、まだ段ボール箱よりも木箱が主流の時代でありましたし、家庭からの新聞も落し紙として活用されるなどして古紙になる紙は少なかったようです。
ちなみに当時の荷扱い量は、相当広範囲から集めて500トン/月程度ということですから、家庭や事業所での発生が今と比べていかに少なかったかを物語っています。
昭和40年の統計をみると、紙・板紙の生産量は約7,300千トン/年、一人当たり消費量は74kg/年、古紙回収率が38%、利用率が35%となっています。
このあたりから「板紙」を中心として、原料に古紙をという流れが強まりました。
その後昭和50年前後に製紙メーカーの「脱墨パルプ」の技術が確立され、新聞古紙の原料配合が飛躍的に増加することとなり今日を迎えています。
その41年後にあたる平成18年の統計では紙・板紙の生産量が31,100千トン(4.3倍)、一人当たり消費量が247kg(3.3倍)、と飛躍的な伸びを示し、そして古紙回収率が72%、利用率が60%と国際的にも高いレベルとなっています。
この間に木箱は姿を消して段ボールに転換され、トイレの水洗化とティッシュペーパーの出現などで、生活様式も一変し、家庭や事業所から出る古紙の発生量は増大の一途を辿ってきました。

現在の三鷹営業所は今では住宅地・小学校に囲まれています。
人口が増えてくるとリサイクルすべき古紙も増えてきます。それに対応するために最新の梱包機を導入(2006年12月)しました。古紙の処理量増加に伴って、古紙飛散・騒音・振動といったいろいろな課題が出てきます。当社は地域の方々のご理解を得るべく様々な工夫をしています。


例えば古紙飛散対策です。写真をご覧ください。古紙ヤードから澄み渡る1月の空を撮ったのではありません。飛散防止用ネットを写しました。これで強風が吹いてもほとんどの紙は外へ出て行かなくなりました。


古紙飛散対策
古紙飛散対策


騒音防止については梱包機の音が出る部分を地下に設置し騒音を抑えました。また、エンジンの音がしない電動式のクランプを1台導入し今後の積極的な対応への足掛かりにしようと考えています。


騒音対策
騒音対策


振動対策については梱包機の基礎に免振ゴムを設置し振動を抑えています。


当社は地球・地域の環境を守るために積極的に古紙のリサイクルを行っていきますが、古紙の集積地である古紙ヤードについても、いろんな工夫、努力をしていきたいと考えています。

第14回 中学生の体験学習 -続編-

11月中旬、当社京葉営業所に千葉市立幕張本郷中学校2年生の男子3人が「職場体験」で来場しました。同校が「職場体験学習」を導入して以来6年間連続の「古紙ヤード」への来場となりました。
過去5年間は2-3日間の体験学習でしたが、今年は文科省の指導もあり、「5日間」で実施しました。指導の背景には「職場体験学習」が学校教育にはない効果を生み出すとの考え方が強くなっていることが窺えます。
5日間の受入には生徒たちの「安全」をはじめ、日程の組立に神経を使いました。当営業所と近隣の千葉営業所(田村所長)の応援を得ながら対応することとしました。


初日は紙・板紙や「古紙」が世界や日本の中でどれだけの生産・消費されているのか?注目を浴びる中国がどれほどの紙・板紙を作り、そのために古紙をどれほど使っているか?一人当たりの使用量の国別ランキングはどうなっているのかなどを学習した。

そして5日間絶対怪我をさせてはいけないという観点から、ヤード内の安全についての注意事項を徹底しました。
ヤード内やトラックスケールを見学した後、さっそく古紙ヤードでの現場作業である新聞、雑誌の紐きりや茶紙の除去などの選別作業に汗を流しました。終了後には使い慣れない「竹ぼうき」で広いヤードを、従業員と一緒になって清掃作業を行いました。この作業を「職場体験学習」のメーンにしつつ学習現場を移動するという日程を編成しました。


2日目と最終日は千葉の担当で、営業所の見学とともに、回収専門業者の協力を得て集団回収現場へ出向き、トラックへの積み込み作業を行いました。さすがに紐で束ねた新聞古紙の重さにはびっくりした様子でした。リサイクルのスタート地点ともいえる回収作業の見学、体験から何かを感じ取ってくれたのではと思います。


3日目はさらに「紙」の知識を高めてもらおうということから、王子にある「紙の博物館」と「渋沢栄一資料館」の見学を行いました。博物館では、普段は土・日しか開催しない「紙すき教室」を臨時に開催してくれることとなりました。牛乳パックの再生原料を使っての「手すきはがき作り」を体験することができ生徒の皆さんには思いもかけないプレゼントになったようです。その後は館内にある「紙」にまつわるさまざまな展示品や資料などの懇切丁寧な説明を受けながら「紙のルーツ」を学びました。ぽかぽか陽気であったことから「飛鳥山公園」の中で遠足のように弁当を広げ昼食を満喫しました。


4日目は王子板紙・江戸川工場を見学し「古紙ヤード」から溶解工程そしてカッター、仕上げ工程までというリサイクルの最終工程までを見学しました。製紙工場のスケールの大きさ、特にマシンや巻取りの大きさには目を見晴らされた様子でした。午後には京葉に戻り、週1便の王子製紙釧路工場までの専用船「新釧路丸」を見学しました。大きさもさることながら大量の古紙が次々と船内に入る様は圧巻で、船上から眺める景色の素晴らしさに感動という印象でした。


このように日替わりの「職場体験学習」となりましたが、生徒たちにとっては、変化があって良かったという印象でした。生徒たちに「職場体験」したい職場はと問うと、コンビニ、パン屋、ケーキ屋、ピザ屋など、明るく、楽しそうに見える職場に人気が集中するそうです。そんな中で6年間も連続で職場体験の中学生が「わが職場」を訪れてくれていることに感謝し、大事にしたいと考えています。


回収作業

マンションでの回収作業(千葉営業所管内)


紙すき教室

紙すき教室(「紙の博物館」にて)

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