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第48回 RPF(アールピーエフ)

「RPF(アールピーエフ)と言われてもなんのことだかわからない」という方に、これも多いに古紙が関わっているんです、というお話をします。


RPFを略さず書くとRefuse Paper and Plastic Fuel、直訳すると”廃棄紙とプラスティック燃料”となりますが、「古紙ハンドブック2008」によると、“RPFとは、基本的にマテリアルリサイクルが困難で従来焼却や埋め立て処分されていた古紙や廃プラスティックを主原料とし、適切に破砕・混合・成形した化石燃料代替の高品位な固形燃料である。”と定義されています。要は”古紙・廃プラの再生燃料”ですが、最近、製紙メーカーでは、この燃料を積極的に利用するため、大型ボイラーの設置が盛んです。


 製紙メーカーは、ここ10数年で使用する燃料の構成を大きく変えてきました。具体的には化石燃料、主に重油の比率を大幅に下げ、その代替として、再生可能エネルギーと廃棄物エネルギー(木屑やRPF)の使用比率を上げてきたのです。
 RPFは石油や石炭などの化石燃料に比べて二酸化炭素(CO2)排出量が少なく、価格も石炭の2-3割程度と割安です。木質バイオマスなど他の低炭素燃料に比べて燃料効率も高いのが特徴です。


RPFイメージ
RPF (出典;「古紙利用新規用途開拓調査報告書」(財)古紙再生促進センター)


サイズは直径が6-50mm、発熱量は5,000-10,000kcal/kg です。
(発熱量は紙の混合比により調整可能で、下表のように変化します。)


表 廃プラ/古紙の混合比率を変化させた場合のRPF分析結果
表
出典:平成13年度古紙利用新技術セミナー「RPFの最近の動向」


日本RPF工業会の調べによるこれまでの需要(使用量)実績と予測は下図の通りです。(日本RPF工業会HP参照)

表


 RPFの課題は上図の如く急激な需要に応えるため、従来原料として利用が避けられていた建設廃材や家庭ごみなどの低純度廃プラを使うようになったことです。そのため、塩素化合物が多く含まれるものが出来上がり、それが使用するボイラーの損傷に繋がることがわかってきました。良質な廃プラの確保が課題です。
一方、東京都は2011年度から産業廃棄物としての廃プラスティック類の埋め立てを廃止する方針を表明しており、廃プラは製紙原料になりにくい古紙と共にRPF原料としての注目度がますます高まっています。
現在、RPF業界では品質の標準化作業が行われており、JIS品質規格の制定に向け作業中です。
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