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第51回 日本からの古紙輸出

 2009年、日本からの古紙輸出量は過去最大の4.8百万トン程度になるものとみられます。振り返ってみると2001年、中国の紙生産に勢いがつき始めた頃から日本の古紙輸出が本格的に始まりました。当時、国内製紙メーカーには十分な需要がなく、古紙価格は歴史的な低レベルにあり、古紙問屋の立場として古紙輸出を真剣に検討していました。
 中国への輸出がその先鞭をつけました。図の如く2008年を除いて今日まで主に中国を中心に古紙輸出量は驚異的な伸びを示しています。


表


 2009年9月までの輸出量は3,820千トン、10月から3カ月間を9月並みの335千トンとすると約4,800千トンとなります。
 今年輸出されている古紙を種類別に見るとは段ボール49%、雑誌23%、新聞13%、上物3%、他12%となっており、段ボール原紙用の古紙が約半分を占めています。


 また、日本の古紙は、今や、北は石狩から南は沖縄まで全国津々浦々の港から輸出されています。多い順に比率で表すと東京(45%)横浜(8%)の関東圏からの輸出が53%を占め、それに大阪(9%)神戸(10%)の関西圏で19%、それに名古屋7%、博多6%、となっており、6大港合計で85%を占めています。


 輸出先は中国(87%)、タイ(7%)で全体の94%を占め、他は台湾、ベトナム、韓国、フィリピン、インドネシアと続いています。今のところ中国の動向次第で輸出数量が左右される状況が続いています。


古紙の品質は、元々日本の製紙原料として、製紙メーカーの厳しい品質要求に応える形で進展してきました。中国の製紙メーカーにとって選別がしっかりしている日本の古紙に対する需要はますます大きくなるものと考えられます。

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